保湿とは、水分の蒸発を防ぎ、湿度を一定に保つ事です。
肌の保湿と言うと、化粧水をつけたり乳液やクリームを使ってのスキンケアを思い浮かべるかもしれませんが、本来、肌というのは保湿する機能が備わっています。
今後のスキンケアに活かすためにも、肌の保湿する仕組み理解しましょう。

肌の保湿に欠かせない3要素

肌が保湿している=肌が潤っている状態なわけです。
では潤い肌とはどのように作られるのかというと、その仕組みを担っている3要素は以下の通り。

◇皮脂膜
◇天然保湿因子 (NMF)
◇角質細胞間脂質 (セラミド)

角質細胞間脂質の働きCX_DG056

角質層の中で、細胞と細胞の間を満たし、その構造は水分と油が交互に何層にも重なっています。交互に重なることで水分が蒸発しにくく、角質の中に水分を留めているわけです。
この角質細胞間脂質で角質層の水分の約80%を抱えているのです。

天然保湿因子とは?

天然保湿因子(NMF)とは、肌自身が作り出す保湿成分です。特徴は水をよく吸収する性質があります。そしてNMF内に水分を溜め込んで長時間キープしているわけです。
角質層の約17~18%ほどの水分をNMFで保持しているのです。

皮脂膜は天然のクリーム

肌の保湿の際、化粧水などをつけた後、肌表面の水分の蒸発を防ぐため、乳液やクリームをつけていることと思います。
実は、肌にはもともとそのクリームと同じ働きをする仕組みが備わっており、それが皮脂膜なのです。皮脂膜は、毛穴から分泌される皮脂と汗が混ざったもの。それが皮膚表面に薄く張り付いて角質層内の水分が蒸発するのを防いでいるのです。

この3要素はもともと体の中で作られる成分で、これらが上手く作用しあって肌の潤いは保たれているのです。
皮膚の一番外側にある厚さ0.02mmの角質層の中に点々とNMFと呼ばれる細胞が存在し、その間を埋める様に角質細胞間脂質で満たされています。
NMFと角質細胞間脂質が角質層内に溜めている水分が蒸発するのを防ぐため、角質層の表面に皮脂膜で覆っている。肌の保湿の仕組みは、大まかにはこんな感じです。
加齢によって、その成分が作られなくなったり、働きが鈍ったりします。それらを補うようなスキンケアが重要になってくるわけです。